相続・遺言・遺産整理の相談は、三田市の三田すずかけ司法書士事務所

相続業務の中心は、亡くなった方（被相続人）が所有していた不動産を、法的に正当な相続人へ名義変更する「相続登記」手続きの代理です。この登記は現在義務化されており、期限内の申請をサポートします。具体的には、戸籍謄本や除籍謄本など必要な公的書類を収集し、誰が相続人であるかを確定させます。遺言書がない場合は、相続人全員で遺産の分け方を話し合った「遺産分割協議書」の作成を支援し、その内容に基づき法務局へ登記申請を行います。依頼者様の心理的な負担を軽減しつつ、複雑な法律手続きを代行することで、財産の権利関係を明確にし、次世代への円滑な承継を実現します。

遺言は、ご自身の財産を「誰に」「どれだけ」渡すかを決める、未来への大切な意思表示です。当事務所では、依頼者様の意向を丁寧にヒアリングし、法的に有効かつ争いになりにくい「公正証書遺言」の作成をサポートします。公正証書遺言は、公証役場で公証人が作成に関与するため、紛失や偽造のリスクが低く、最も安全性が高い方法です。また、遺言書作成後の保管方法についてもアドバイスし、必要に応じて、遺言の内容を実現するための「遺言執行者」に就任し、預貯金解約や不動産の名義変更手続きを一手に担い、ご逝去後のご家族の負担を軽減します。

贈与は、生前のうちにご自身の財産を特定の方へ無償で移転させる行為です。特に不動産を贈与する場合、「所有権移転登記（贈与登記）」が必要となります。この手続きを当事務所が代理し、贈与者（あげる人）と受贈者（もらう人）の意思を確認の上、必要な書類（登記原因証明情報、権利証、印鑑証明書など）を整え、法務局へ申請します。贈与税の基礎控除や、夫婦間の居住用不動産の贈与の特例など、税制上の優遇措置を適用したい場合の要件なども踏まえ、安全かつ確実に名義変更が行われるようサポートします。将来の相続対策（生前贈与）としても有効な手段の一つです。

登記とは、不動産（土地・建物）や会社（法人）に関する権利関係や重要な事実を、国の帳簿（登記簿）に記録し、一般に公開する制度です。これにより、取引の安全が守られます。司法書士の最も主要な業務の一つであり、不動産の売買や住宅ローン借り入れ時の「所有権移転登記」、会社の設立、役員変更、本店移転など、多岐にわたる登記申請を依頼者の代理人として法務局へ行います。登記手続きは高度な専門知識と正確な書類作成が求められるため、法律のプロフェッショナルである司法書士が代行することで、ミスのない確実な権利保全を実現します。